もっと!活用術

1ページあたりのブロック数の設定


ページあたりのブロック数とは


MusicScoreでは、『1ページに何ブロック表示させるか』を任意の数で設定することができます。

ブロックとは

あまり音楽では使われない用語ですが、MusicScoreではソフトの仕様上、譜表のまとまりを「ブロック」と呼んでいます。ブロックの概念は下図のように表されます。

ブロック説明
このように、譜表の数とや余白などとのバランスで、1ページに何ブロック表示させるかを決めます。

ブロックについて

MusicScoreの起動時は、初期設定で『1ページあたり5ブロック表示する』ようになっています。
このブロック数を任意の数に設定していないと、
  ・譜表の段数が増えた時にブロックがはみ出る
  ・小節を追加しても、2ページ目に追加されて1ページ目に表示されない
ということが起きる場合があります。



ページあたりのブロック数の設定方法


1.MusicScore2.2、MusicScorePro2では「楽譜」メニュー内の「楽譜ページレイアウト」、次に「ページあたりのブロック数」をクリック、はじめる!MusicScoreでは「ページあたりのブロック数」ボタンをクリックします。

<MusicScore2,2、MusicScorePro2><はじめるMusicScore>
ページあたりのブロック数を開くページあたりのブロック数を開く

2.「ページあたりのブロック数」ウィンドウが開きます。 ページあたりのブロック数ウィンドウ
3.「ブロック数」に任意の値を入力します。
  例えば、下図のような5譜表の楽譜の場合は、ページあたりのブロック数を「2」にするときれいに収まるでしょう。
   ( ⇒ 3ブロック目がはみだしているため)

5譜表の楽譜



→
ブロック数入力

また、下図のような楽譜で、2P目の4小節を1P目に移動させたい場合は、ページあたりのブロック数を「6」にするといいでしょう。
   ( ⇒ ぺーじあたりのブロック数が5になっているので5ブロック目までしか表示されない。これを増やすため)

単一譜表



→
ブロック数入力

4.設定した「ページあたりのブロック数」を反映させるページを設定します。
  すべてのページにおいて、そのブロック数でよければ「すべてのページを変更」にチェックを入れます。
  もし、現在開いているページだけ、そのブロック数にしたければ「現在のページのみ変更」にチェックを入れましょう。
すべてのページを変更にチェック
5.「OK」をクリックして完成です。
  ・上の例の5譜表の楽譜は、はみ出ていた分は2P以降に移ります。
  ・上の例の1譜表の楽譜は、2P目にあった小節が1P目に移ります。

(5譜表の楽譜) (1譜表の楽譜)
2ブロック・5譜表の楽譜 6ブロック・1譜表の楽譜